“生産者の顔が見え、中身の見える”安心安全なジュースブランド Why Juice?は、千葉県で200年受け継がれる梨農園の、行き場のない規格外梨を活用した季節限定の「梨ジュース」の販売を開始しました。
全国の信頼のおける農家さんからダイレクトトレードで仕入れる食材を使用し、旬・鮮度・製法にこだわった"中身の見える"安心で安全なジュースを製造・販売する「Why Juice?」は、千葉県市川市で200年に渡り代々続く梨農園「ヤマニ果樹農園」で、収穫時にどうしても抱えてしまう規格外品を有効活用できないかとご相談を受け、丹精込めて育てられた梨に“価値と新しい場を与える”ための商品化を行いました。完成した2種類の味わいの異なる瓶詰めジュースを数量限定で発売いたします。
【10月22日(火)各店舗販売開始!】
〇オンラインショップ『Whyマーケット?』
〇フラッグシップショップ『Why _?下北沢』
(長野店『Why_?松本』は23日(水)から販売)
■Long-life Juice5梨/りんご/レモン
ヤマニ果樹農園の豊水梨を中心に、あきづき、新高、かおりの4品種を使用しています。日本梨のみずみずしく強い甘みと香りに、濃厚な味わいのりんごと余韻を引き締めるレモンをブレンド。とろりとした口当たりとまろやかな甘みがまるで桃のような芳醇な風味を醸し出しています。
▼『Long-life Juice5梨/りんご/レモン』商品ページはこちらから
https://why-market.jp/products/long-lifejuice5nashi
■Fruits soda ヤマニ果樹農園の梨 豊水,新高
甘みと酸味のバランスの取れた豊水梨と新高梨の2品種を使用し、梨のすっきりとした甘味を活かした果汁32%、きび糖6%のクリアな味わい。よく冷やしてシュワッと爽快なのど越しをお楽しみください。
▼『Fruits soda ヤマニ果樹農園の梨 豊水,新高』商品ページはこちらから
https://why-market.jp/products/fruits-soda-nashi-6honset
■新商品誕生のきっかけは、農家さんのサスティナブルな生産のために
この新商品は、都市近郊型の農業で梨栽培を営む、千葉県市川市の「ヤマニ果樹農園」からご相談があり課題をお伺いすることからスタートしました。毎年7月の下旬から10月の上旬にかけて梨の収穫が行われ、およそ15品種に及ぶ梨の品種ごとの特徴に合わせて栽培と収穫時期をずらしながら、2カ月半の期間で梨の出荷が行われています。
梨の栽培では豊水などに多く発生しやすい”うるみ”と呼ばれる蜜症というリスクがあります。夏の気温が低くなった時などに見られ、実が透明に透き通って柔らかくなる症状です。梨の甘さをつくる様々な糖のうちの一つであるソルビトールが果肉内に多く蓄積することで起きるため、日本梨特有のシャリっとした食感はなくなるものの、糖度は十分にあり食べられないものではありません。
しかし、食感も重要な梨ではそれらはA品として出荷ができなくなります。また、特に豊水は密症のリスクを見越した量が栽培され、蜜症が発生しなかった場合は収穫量が増え余ってしまうことがあります。同時に傷や変形、日焼け果など規格外も生まれてしまいます。
味は美味しいのに見た目や大きさの不揃いなどの理由から規格外となる梨、それらの梨に行き場を与え、形を変えて新たな価値のある商品としてお客様の手に渡る、そんなWhy Juice?の取り組みに共感いただき、このジュースが誕生しました。
■200年受け継がれてきたヤマニ果樹農園「千葉県果樹農家初のちばエコ農産物」認証
ヤマニ果樹農園の始まりは江戸後期から、およそ200年に渡りその地で代々受け継がれてきました。2000年からは環境を守り、人々が安心安全に食べられる梨づくりを目指し、減農薬・減化学肥料栽培(特別栽培農産物)を始め、試行錯誤の結果、2004年に千葉県内の果樹生産者として初の「ちばエコ農産物」の認証を受けました。
農薬と化学肥料を通常の50%以下に減らす栽培方法は、並大抵の努力では栽培しきれません。有機質の多い土壌づくりを行い、除草剤は使わずに敢えて果樹の根元に雑草を残し、梨にとって害虫となるハダニの天敵であるカブリダニを住まわせることで、ハダニが梨の葉に悪い影響を与える前に天敵に食べさせて防除するなど、生態系の循環を活かした自然に寄り添う努力で成り立っています。
■安心安全で美味しい梨を届ける都市近郊型農業の努力とは
千葉県市川市大野町という土地で、直ぐ近くにはJRの駅を望み住宅が広がる都市近郊型の農園です。かつてあたり一面は田んぼだらけで、その地に根ざして営んできた農園は、時代の流れと共に近隣は宅地化が進み多くの人が生活をする環境へと変りました。有機肥料を活用する取り組みとして、近隣の中山競馬場の馬糞を堆肥に使っていた頃もあったそうですが、地域住民からの匂いの相談が出てきたり、農業機械を使用する際の騒音など、様々な配慮を必要とする時代の変化に合わせ、地元地域との共存共栄を目指した農業が行われています。
近年、気候変動も如実に表れています。気温が上昇し夏の気候が年々早くなるにつれ、梨の収穫時期も前倒しになってきているそうです。病害虫の生態系を把握しながら細かなケアで栽培をする農家にとって、目まぐるしく変化を続ける気候変動に対応する努力も日々行われています。
■生産者を支えることで、支えられるWhy Juice?の商品
生産者が抱える規格外品を中心にジュースを製造するWhy Juice?。顔の見える取引関係を構築し、生産者をサポートする一方で、丹精込めてつくられる安心安全で美味しい農作物があってこそ、多くのお客様に支持される商品を製造し提供することができています。
今後も私たちは、環境に配慮し人々にとって安心安全で、“生産者の顔が見え、中身の見える”商品を提供すると共に生産者の苦労や農業へのやりがいとその想いを発信します。
※ヤマニ果樹農園の梨でつくったジュースは規格外として出た梨を使用した限定商品のため在庫がなくなり次第販売終了となります。予めご了承ください。