私の中の五感を呼び覚まし、セルフケアが上手になる新月

2021.05.12

本日、おうし座の新月です。
おうし座は、「肉体・五感で感じ、味わうこと」が得意な星座です。
今月は、そんなおうし座のパワーを意識しながら、「セルフケア」をテーマに、本を一冊ご紹介したいと思います。

植物療法士で「チムグスイ」主宰の鈴木七重さんによる、植物のちからで不調を根本から整えるためのセルフケア本、『ゆるめる・温める・巡らせる 自然のちからで『治る』わたしをつくる、簡単セルフケアの本』(エクスナレッジ刊・1,650)

みなさんは、日頃セルフケアをされていますか?
ちょっと調子がわるいな、というとき、どんな対処をしていますか。
もしかしたら、不調の状態に慣れてしまって、そういうものだと気にも留めなくなってはいませんか?
私は以前、自分のからだにもこころにも、すごく鈍感でした。
細やかに感じ取れるようになってきたそのきっかけは、私の場合は漢方でしたが、ゆっくりと一進一退しながら、自分を観察する練習ももれなくセットでついてきました。それが私にとってのセルフケアの第一歩だったかもしれません。

今、それぞれが自分のからだとこころを観察し、自分自身で整えること。
心地よさを知り、自分に備わっている「好き、きらい」「快、不快」のセンサーに反応する時間を少しでも長くすること。
その方法を知り、セルフケアが上手になること。

不安になる状況や情報が多い今だからこそ、これらがとても大事になってくる気がしています。

本書は、ハーブやアロマを使った「ゆるめる」「温める」「巡らせる」ためのケアをとおして、ひとりひとりがそれぞれの「からだの声」を聴けるようになるためのコラムと実践から構成されています。

体の冷えや、疲れやすさ、PMSに自律神経…、こうした不定愁訴がどうしたら起こるのか、わかりやすく説明されたコラムを読みながら自分自身の体と向き合い、実践ページではハーブティーのレシピやアロマオイルの使い方が美しい写真とともに紹介されており、実際に試してみたい!とりいれてみたい!という気持ちがむくむくと湧いてきます。


「無意識の領域であるからだやこころの声は、とても感覚的です。」
 (—233Pより引用)


と書かれているように、頭で考えるのではなく、体に触れて、そのときに「どう感じるのか」。
「気持ちいいのか、気持ちよくないのか」
「好きなのか、きらいなのか」
答えは私たちの体が知っています。それを知るためのツールや方法をストックしておくのに、本書はとても役立つのです。
一見、ハードルが高いようにみえるハーブやアロマも、もとをたどれば植物です。野菜や果物を毎日食べるように、もっと身近に置いていてもいいと思いますし、ご自身と波長の合う味や香りに出会うことは、自分を知ることにもつながります。
楽しいな、と感じるタイミングでよいと思います。
好みのアロマオイルの匂いを嗅いでホッとする自分、ハーブティーを飲んでリラックスする自分の感情や体の反応を味わいながら、少しずつ五感を開放して、ゆるんでいけたらいいですね。

本書をきっかけに、自分自身の感覚をひらくことや、心地よさに包まれた喜びを知る時間が生まれたらいいな、と思い、ご紹介させていただきました。
ぜひ、お手にとってみてください。



【west mountain booksプロフィール】
「私やあなたが本来の自分に戻るための知恵やヒント、きっかけ」となるような、からだやこころ、自然にまつわる本をセレクトしています。
2020年まで7年間下北沢・本屋B&Bの書店スタッフとして勤務し、くらし・からだ・旅・食・日本文化にまつわる棚やイベント企画を担当。並行して2020年より個人の屋号としてwest mountain booksをスタートし、現在は長野県上田市を拠点に店舗をもたずオンラインショップ、イベント出店をメインに活動しています。情報はインスタグラムをメインに発信中。

Instagram @westmountainbooks
オンラインショップ https://westmountainbooks.stores.jp/

※今回ご紹介した『ゆるめる・温める・巡らせる 自然のちからで『治る』わたしをつくる、簡単セルフケアの本』は、現在オンラインショップでも販売中です。

Photo by kensuke iwai

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